医療機器・
検査について
医療機器・
検査方法のご紹介
レントゲン撮影透視装置
Ｘ線を照射し、レントゲン写真を撮影することで骨折や変形など、骨の評価を行います。検査は簡単で痛みもありません。
当院ではレントゲン撮影のみならずレントゲン透視も可能です。これによりリアルタイムでレントゲンを見ながら骨折を整復できます。また腰髄神経根造影やブロックなど、より高度な治療を行うことが可能です。
骨密度測定装置
骨密度とは、骨の強さを判定するための尺度の1つです。骨密度を測定し、骨粗鬆症の診断と、骨粗鬆症治療の評価を行います。 エネルギーの低い２種類のＸ線を使って全身のほとんどの骨を測ることができます。主に腰の骨(腰椎)や太もものつけ根（大腿骨近位部）の骨密度を正確に計測します。
当院の骨密度測定装置は最新鋭の装置であり、正確な骨密度測定が可能です。骨密度測定と同時の検査は出来ないのですが、サルコペニア（進行性および全身性の骨格筋量および骨格筋力の低下を特徴とする症候群）の検査も可能です。検査は簡単で痛みもありません。
超音波画像診断装置
整形外科疾患の画像診断では第一選択としてレントゲン写真が広く普及しており、レントゲンでわからない部分の詳細な画像診断にはCTやMRIが用いられてきました。しかし最近、整形外科分野で超音波画像診断装置が注目を集めています。Ｘ線を使用しないので体内被爆することなく、リアルタイムに筋肉や骨の損傷、血流、組織の弾性を評価することが出来ます。関節リウマチの治療評価にも使います。検査は簡単で痛みもありません。
当院の超音波診断装置はデジタル化と高周波化により高画質であることが特徴です。またポータブルタイプですので訪問医療やスポーツ現場、運動器検診での活用が可能です。
下肢血流測定装置
長時間立ち続けたり、長距離を歩くと足の痛み・しびれ・つっぱり感が出現し、少し休むとまた歩けるようになる症状を間欠跛行（かんけつはこう）と言います。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など、腰が原因の神経痛によって生じることがほとんどです。しかし下肢の血流障害でも同じような間欠性跛行の症状を出すことがあります。
下肢血流測定装置により足の血液の流れを調べます。検査は簡単で痛みもありません。異常値を示す場合には下肢の動脈に動脈硬化や閉塞（詰まり）が生じている可能性があります。
血液検査
四肢や体幹の痛みを生じる病気の中には関節リウマチや膠原病、痛風、偽痛風、感染性疾患、悪性腫瘍、内臓の病気なども含まれます。こういった病気では画像検査だけではなく血液検査が診断と治療に有用です。当院では骨粗鬆症の治療判定や、全身の病気を疑った際に血液検査を行い、診断と治療に役立てています。血液検査には注射器による採血が必要ですので、検査の際には痛みを伴います。
※CT、MRIは設置しておりませんが撮影の必要がありましたら近隣病院に依頼し、迅速に対応します。
リハビリ機器
（物理療法）のご紹介
ウォーターベッド
水圧により全身を刺激し、マッサージする装置です。①ストレス解消、②血液循環の向上、③筋肉疲労物質の除去、④心と体のリラクゼーション、⑤末梢の血行促進の効果を得られます。文字通り水を張ったベッドですので、患者さんの体型を選ばず、手揉み感覚の刺激を得られ、圧迫感がありません。全身をくまなくマッサージできます。
当院のウォーターベッドは幅が広いため心地よい浮遊感を得ることができます。
頚椎腰椎牽引装置
脊椎を牽引することにより、①脊椎関節の表面を引き離し（関節離解）、②椎間板髄核の脱出を減少し、③軟部組織を伸ばし、④筋肉を弛緩させ、⑤関節を動きやすく（関節可動化）させます。
これらの作用により脊椎関節の炎症、頚髄・腰髄神経根圧迫、筋肉の緊張、頚椎・腰椎椎間板ヘルニアなどによる頚部痛、腰痛、上肢痛、下肢痛、坐骨神経痛などを改善させます。
当院の牽引装置はソファー型の装置であり、疼痛の改善だけではなくリラクゼーション効果も期待できます。
ブーツ式エアマッサージ器
ブーツ内部の片側5つの気室を加圧・除圧することで脚部をマッサージします。4種類のマッサージモードで症状に合わせた治療を行い、静脈血などの還流を促します。
ホットパック
伝導性温熱療法の一種です。患部を加温することにより①代謝の亢進（細胞活性の増大）、②血管拡張作用（発汗促進作用）、③軟部組織の伸張性の増大などに作用します。これにより①代謝の促進、②神経活性・伝導速度の増大、③鎮痛物質の拡散などの効果が期待できます。
電気刺激治療器の
ご紹介
筋肉を電気刺激で揉みほぐすことで、患部の硬くなった筋肉を柔らかくし、血流が良くなります。血流が痛みの物質を流し出し、鎮痛効果が得られると考えられています。電気刺激治療にはマッサージ効果と血行促進効果、鎮痛効果などがあります。
患部の深さや、刺激する神経（感覚神経か運動神経か）などの条件によって電流強度、電流波形や治療効果に違いがあります。当院では電気刺激治療器をいくつか設置し、性別や体格、疼痛の程度により使い分けています。電気刺激治療は頚部痛、変形性頚椎症、五十肩（肩関節周囲炎）、筋膜性腰痛、変形性腰椎症、変形膝関節症など、ほぼすべての筋・骨格系疼痛に有効です。
ポラリスカイネ
（電気刺激治療器）
低周波～中周波治療器の一種です。さまざまな周波数によるリズミカルな電気刺激が治療部位の表面から深部までの血流を増やし、疼痛緩和効果が期待できます。マッサージに近い、柔らかな刺激による深部組織の治療が可能です。血流改善と鎮痛作用があります。
キセノン光治療器
（電気刺激治療器）
キセノン光線は波長が広く、出力が大きいため体内組織の広範囲かつ深くまで有効です。また温感を伴う治療効果があります。このキセノン光線と温熱、電気治療の3つを組み合わせて末梢循環を改善し、筋緊張を緩和することで抗炎症鎮痛効果を高めます。
W.E.S低周波治療器
ペイントップラー
（電気刺激治療器）
身体の深部まで刺激できるトップラー波による電気刺激と、お湯を使用した温熱治療を組み合わせた電気刺激治療器です。血管拡張、血流改善、鎮痛作用があります。筋肉のこりや関節の痛みに有効です。
低周波・
干渉波組合せ治療器
（電気刺激治療器）
低周波と干渉波という、異なる周波数の電気刺激を行うことで表層部と深層部への刺激を効果的に行います。これにより血管拡張、血流改善をうながし、疼痛緩和効果が期待できます。
SSP
（電気刺激治療器）
特殊な金属電極（SSP電極）を用いて、皮膚を通していわゆる「ツボ」に低周波通電を行い、血流改善と鎮痛作用をもたらします。「刺さない鍼（ハリ）治療」という発想から、大阪医科大学麻酔科で開発された簡便な治療法です。
鍼（ハリ）を刺さないので一般的な鍼（ハリ）治療と異なり、衛生的です。また自由な体位で治療ができ、副作用がありません。
